国民スポーツ大会冬季大会「やまがた雪未来国スポ」が21日、開幕します。
雪不足のため一部の競技会場でコースの短縮が余儀なくされる中、選手からは開催に向けて準備を続ける大会関係者へ感謝の声が多く聞かれました。

ジャイアントスラローム競技の会場になっている最上町の赤倉温泉スキー場です。雪不足の影響でコースは当初予定していた半分以下で実施されます。20日も雪の搬入が行われていました。こうした中、会場ではコースの下見や準備をする他県の出場選手らの姿がみられました。

奈良代表選手
「初めて山形に来た。想像以上に雪が無いという感じ。この大会にたくさん携わってくださった方がいるので、感謝の気持ちを持って最後まで滑り切りたい」
「コースはちょっと茶色いが、頑張って雪をつめてくれたのでありがたい。まず完走することで奈良代表として頑張って滑り切りたい」
秋田代表選手
「雪が無いなというのがまずひとつ。無いのに雪をつけてくださったのですごくありがたい。会場を用意してくださった方々に感謝しつつ、自分の最高のパフォーマンスができるように頑張りたい」

懸命なコース整備を続けてきた関係者の思いもひとしおです。

大会役員
「きょうもコースを広げるために雪を運んで整備した。地元の僕らとしては特別な大会なので、何年もかけて準備してくれた関係者が多いので、最高の大会になってほしい」

ジャイアントスラロームは最上町の赤倉温泉スキー場で22日から24日まで。
クロスカントリーは上山市の上山・坊平高原クロスカントリー競技場で同じく22日から24日まで。
スペシャルジャンプは山形市のアリオンテック蔵王シャンツェで22日に行われます。
また、コンバインドは23日にジャンプがアリオンテック蔵王シャンツェ、
クロスカントリーが上山・坊平高原クロスカントリー競技場でそれぞれ行われます。]

一方、県実行委員会はジャイアントスラロームのコースについて雪不足によりさらに短縮すると先ほど発表しました。
コースはもともとおよそ1050メートルと想定されていましたが雪不足によりおよそ480メートルに短縮。しかしきのうからの雨で雪解けが進んだとして実行委員会は先ほどさらにコースを短くしおよそ300メートルにすると発表しました。この変更によりコースは当初の想定の3分の1以下になります。