サッカー元日本代表MFの小野伸二さん（44）が14日、山梨県南アルプス市を訪れ、自身のテクニックを披露しながら、小学生にサッカーの楽しさを伝えました。

県内の子どもたちに一流に触れる機会を作ろうと、大月市出身の元Jリーガー西室隆規さん（30）がイベントを企画。県内の小学生約100人が参加しました。

小野さんは日本が初出場した1998年のフランス大会以降、W杯に3度出場。オランダやJリーグで活躍し、惜しまれながら昨季限りで現役を引退しました。

「天才」と称された小野さんは、さまざまなメニューで技術を指導。ドリブルでは緩急の大切さに触れながら、試合と同じように練習時からスピードアップを意識するよう話しました。

また、小野さんはリフティングやトラップのテクニックを自ら披露。ミニゲームにも参加し、子どもたちは夢のひとときを楽しみました。

一方、小野さんは今季から「Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアー for a Sustainable Future supported by 明治安田」を実施。Jリーグ特任理事でもある小野さんは全国各地を巡ってメーン講師となり、小学生にサッカーの楽しさを伝えるだけでなく、サッカーを通して気候アクションの重要性を伝えていきます。