「自分たちと似ている粘り強い野球」 連覇狙うセンバツ初戦へ 山梨学院主将
大阪市で開かれた組み合わせ抽選会では、出場32校の主将がくじを引きました。山梨学院が1回戦で対戦する京都外大西は、18年ぶり7回目の出場。昨秋の近畿大会は強豪・履正社(大阪)との打撃戦に勝利。決勝は大阪桐蔭と接戦を演じるなど躍進し、準優勝となりました。
山梨学院は甲西中出身のエース・櫻田隆誠投手(2年)を中心に、堅実な守りを基盤としたチーム。昨秋の関東大会で連覇こそ逃したものの準優勝。延長2試合、1点差2試合と度重なる大接戦を制しました。
山梨学院 中原義虎主将
「甲子園(出場)が決まったときもそうだが、もう試合が近づいているんだなという気持ち。(京都外大西は)自分たちと似ている、粘り強い野球をすると聞いている。自分たちらしい野球をしっかりしようと思う。(山梨学院の強みは)やはり粘り強さ。接戦に強いのが一番。(冬季に取り組んだのは)まず下半身の強化をしっかりした。低反発バットに変わるが、それに対応してきた」
京都外大西 乾光葵主将
「(山梨学院は)去年も優勝し、とても強いチームという印象。去年のセンバツでも接戦をものにしたというのが、一番の印象。(京都外大西も)山梨学院と同じ接戦をものにできるチーム。粘り強さは山梨学院と一緒で、そこを強みにしている。エースの田中遙音(2年)を中心とした粘り強い守備に加え、一番のストロングポイントである走塁を全国の舞台でも生かしたい」
【秋季関東大会・山梨学院(山梨1位)】
1回戦 2-1(延長11回タイブレーク)vs昌平(埼玉2位)
準々決勝 4-2(延長11回タイブレーク)vs桐光学園(神奈川1位)
準決勝 3-2 vs健大高崎(群馬1位)
決勝 4-13 vs作新学院(栃木1位)
【秋季近畿大会・京都外大西(京都1位)】
1回戦 7-5(延長10回タイブレーク)vs彦根総合(滋賀3位)
準々決勝 10-7 vs履正社(大阪2位)
準決勝 1-0 vs耐久(和歌山1位)
決勝 1-2 vs大阪桐蔭(大阪1位)
また、能登半島地震で被災し、山梨に避難した日本航空石川の初戦は、1回戦ラストとなる大会6日目第1試合に。23日午前9時プレーボールの予定で、常総学院(茨城)と対戦します。