山梨の高校スポーツ最大の祭典となる県高校総合体育大会は9日、大会2日目を迎えました。県内各地で熱戦が繰り広げられる中、ウエイトリフティングの会場には"スペシャルゲスト"が駆け付けました。

会場の日川高校をを訪れたのは、五輪メダリストの三宅宏実さん。2012年のロンドン大会で銀メダル、2016年のリオデジャネイロ大会で銅メダルを獲得しました。

三宅さんは2023年に県出身のオリンピアンで笛吹市職員の中山陽介さんと結婚し、4月から山梨で生活。結婚後初めて公の場所に姿を見せたといいます。

三宅さんは「生で高校生の試合を見たいという思いがあり、見学させてもらいに来た。（会場は）すごく活気があり、盛り上がりがあり、興奮する。やっぱりウエイトリフティングは面白いなと思った」と話していました。

現役引退後は女子の競技力向上に努めてきた三宅さん。今後は夫とともに「ウエイトリフティング王国」山梨を盛り上げます。

三宅さんは「主人が山梨県から五輪選手を輩出したい気持ちが強いので、私も微力ながらできることをやらせてもらいたい。日本代表になって山梨から世界へ出場してもらいたい」と若い力に期待を寄せました。