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「水泳人生に満足」競泳・五輪メダリスト 江原騎士さんが引退会見 山梨県

2024年5月31日 19:19
「水泳人生に満足」競泳・五輪メダリスト 江原騎士さんが引退会見 山梨県
世界で戦える後輩を育てる

 2016年のリオデジャネイロ五輪・競泳で銅メダルを獲得した、山梨県甲府市出身の江原騎士さん(30)が31日、母校の山梨学院大で引退記者会見に臨みました。現役生活に「悔いはない」とし、今後は後進の育成に携わります。

「このたび江原騎士は競技生活を、現役を引退することを決意しました」

 山梨学院高、山梨学院大出身の江原さんは、8年前のリオ五輪で競泳・男子800mリレーに出場。この種目で日本の52年ぶりの表彰台となる銅メダル獲得に貢献しました。

 その後、東京とパリの五輪切符は逃しましたが、長らく日本トップスイマーとして活躍してきました。

「メダルを取れたことはすごくうれしかったし、五輪も経験できてよかった。本当に『やり切った感』はすごく強いので『水泳人生に満足したな』と思う。今後の生活は(これまで)水泳だけしてきたので、いろいろな社会を見ていきたいという楽しみがある」

 会見には山梨学院大の神田忠彦監督も出席し、愛弟子の功績をたたえました。江原さんは現役時代から所属する山本光学に今後も在籍。自身の経験を県内外のスイマーに伝え、後進を育成します。

「僕は山梨生まれ・育ちでよかったと感じている。県民の皆様やジュニアスイマーなど県のスポーツに携われる仕事がしたい。世界で戦ってきた経験や知識を生かせる舞台があればと思っている」

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