全国高校サッカー選手権山梨県大会は11日、甲府市の「JIT リサイクルインク スタジアム」で決勝を行い、延長戦の末、帝京第三が日本航空に3-2で競り勝ち、8年ぶり11回目の全国大会出場を決めました。

前半は互いに堅守が光り、試合が動いたのは後半13分でした。DF福司楓馬（3年）のフリーキックからFW遊佐凜太朗（3年）がヘディングシュートを決め、先制に成功。29分にはMF朝比奈漱（2年）のクロスをFW櫻井元舟（3年）が頭で合わせ、2-0と突き放しました。

しかし、ここから日本航空が猛反撃。34分、DF畔栁瑛太（3年）からのグラウンダーのボールをDF加藤諒丈（2年）がゴール前で押し込み、1点差に迫ります。さらに39分にはコーナーキックのチャンスで、畔栁のボールを途中出場の長谷川航大（3年）がヘディングで合わせ、土壇場で同点に追いつきます。

それでも帝京第三は延長後半2分、途中出場のMF嶋野創太（3年）がドリブルで持ち込んでシュートを突き刺し、再び勝ち越し。このまま逃げ切りました。

全国大会の組み合わせ抽選は20日に行われ、12月28日に開幕します。