専門学校とホテルがタッグ 動画制作・発信などで外国人の誘客へ
秋田市にある専門学校とホテルが連携して、外国人向けのサービスを提供することになりました。
SNSの動画などを通じて、秋田のおもてなしや魅力を、外国人観光客に向けて発信していく考えです。
県内で唯一「ホテル専門学科」がある専門学校、秋田コアビジネスカレッジでは、学生が接客技術や外国人とやりとりするための英語を学んでいます。
7日は、秋田キャッスルホテルとの「産学連携」の取り組みを発表しました。
武藤真穂さん
「訪日外国人への対応や、ホテルの課題現状を学びながら、英語力とおもてなし力の向上を目指します」
辻百月花さん
「具体的にはデジタルを活用したおもてなしの強化として、秋田県に来るまでの外国人の方に向けた動画を作成します」
去年、県内に宿泊した外国人観光客は、約9万6000人で、まだコロナ禍前の7割ほどですが、落ち込んだ客足がここ数年、早いペースで回復しています。
今後さらに増加すると見込まれる、訪日旅行の需要。
今はSNSの動画を見て観光する外国人も多いということです。
学生たちは、秋田のおもてなしと、観光の魅力を伝える動画を英語で制作し、ホテルはInstagramなどでその動画を発信することで、一層の誘客につなげたいと考えています。
西村一英 総支配人
「動画の作り方だとか写真の撮り方だとか、今風に言うとバズる撮り方と言うか、そんなことができるんじゃないかなというふうに思っています」
今後、専門学校の授業として、秋田キャッスルホテルの社員も交えて動画をつくり、11月の完成と発信を目指します。