【大雨】由利本荘市の石沢川が氾濫 湯沢市では土砂崩れで1人が行方不明
24日からの大雨の影響で、由利本荘市を流れる石沢川が氾濫し、鮎瀬地区の86世帯に緊急安全確保が出されています。(25日午前11時40分現在)
また、湯沢市では土砂崩れが発生し、1人の行方が分からなくなっています。
国土交通省秋田河川国道事務所は、午前2時40分に石沢川が氾濫したと発表しました。
由利本荘市の鮎瀬地区の86世帯231人に、大雨警戒レベルで最も高いレベル5の緊急安全確保が出されています。
また、横手市や大仙市、にかほ市などの一部の地域に避難指示が出されています。
湯沢市上院内では、25日午前9時前に、自動車専用道路の工事現場で作業をしていた人から「土砂崩れが起きて人が巻き込まれている」と消防に通報がありました。
60代の男性とみられる作業員1人の行方が分からなくなっていて、消防などが救助活動にあたっています。
土砂崩れは各地で発生していて、国道107号は、横手市雄物川町大沢と由利本荘市鳥田目の間の約23キロが全面通行止めとなっています。
JRは、羽越線が、羽後本荘と山形の吹浦の間で、奥羽線は、横手と、山形の真室川の間で終日運転を見合わせます。
北上線も運転の見合わせが続いています。
日本海沿岸東北自動車道は、本荘ICと金浦ICの間が上下線とも通行止めになっています。
午前10時半までの24時間降水量は、由利本荘市東由利で観測史上最も多い217ミリ、湯沢市もこれまでで最も多い188・5ミリとなっています。
低気圧や暖かく湿った空気の影響で、県内はこの後も雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となるところがある見込みです。
予想される1時間降水量は、多いところで25日は50ミリ、26日は40ミリです。
また、26日朝までの24時間降水量は、多いところで150ミリと予想されています。
引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫などに厳重に警戒してください。