宿泊施設不足解消へ コンテナ型ホテル プレオープン 能代市
能代市に新たな宿泊施設が開業しました。コンテナ型のホテルです。
観光客はもちろん、洋上風力発電事業などに携わるビジネス客もターゲットにしていて、
周辺の宿泊施設の不足解消にも期待が寄せられています。
能代市郊外に新たに作られたコンテナ型のホテル「アディホテル」。
来月中旬の本格的なオープンを前に、
23日、宿泊の準備が整った部屋から利用が始まりました。
進藤拓実 記者
「きょう一部がオープンしたコンテナホテルの一室です。
中に入ってみますと、程よい広さで生活に必要な設備が一式揃えられています」
コンテナは全部で20室。部屋の広さはおよそ9畳で、トイレやユニットバスのほか
電子レンジなどもついていて、最大2人が過ごせるようになっています。
料金は素泊まりのプランのみで、1人で利用する場合は9000円前後。
2人で利用する場合は1万3000円ほどです。
スポーツの大会やイベントで訪れている客の予約が入っているということです。
商業施設にもほど近い空地を活用して作られたコンテナホテル。
能代市周辺は宿泊施設が少ないという声を受け、三種町にある建設会社などが整備しました。
比較的短い期間の工事で設置が可能なうえ、材料費も安く済むことから、
増設しやすいというメリットがあるといいます。
アディコーポレーション石井敦社長
「いま能代市は洋上風力発電の工事関係者が全国から参ってますので、そういう方の利用、
またふるさとにUターンする時に使っていただくっていう感じで考えています」
周辺では、今後も洋上風力発電事業が進められる中、
地域の宿泊施設の不足解消も期待されているコンテナホテル。
グランドオープンは来月20日を予定しています。