「選定保存技術」保持者におおい町の製炭師・木戸口武夫さん 4種の"研炭"を国内で唯一製造
国の文化審議会は、文化財の保存に欠かせない技を国が認定する「選定保存技術」の保持者として、おおい町の製炭師・木戸口武夫さんを認定するよう7月19日、文部科学大臣に答申しました。
木戸口武夫さんは国内で唯一「駿河炭」や「呂色炭」など用途の異なる4種類の研炭を作る技術を持っています。研炭とは研磨用の木炭で、漆器などの工芸品の制作には不可欠とされています。
■製炭師・木戸口武夫さん
「この道具なくてはいまこの日本で作れなくなるものがたくさんある。伝えていくことの重大さをひしひしと感じている」
「選定保存技術」保持者の県内での認定は、木戸口さんの師匠である故・東浅太郎氏以来となります。