福井市女子中学生殺人事件 裁判やり直しは7月ごろに判決か
3月に再審 裁判のやり直しの初公判が開かれる39年前の福井市の女子中学生殺人事件は、7月ごろに判決が下される見通しです。
この事件をめぐっては、殺人の罪で服役した前川彰司さんの再審請求に対し、名古屋高裁金沢支部が、有罪の根拠とされた関係者の目撃証言について「ウソの供述に沿う他の関係者の供述が形成された疑いが払拭出来ない」などとして、去年10月に再審・裁判のやり直しが決定しました。
3月6日に名古屋高裁金沢支部で初公判が開かれることになり、20日は公判に向けて最後の三者協議が行われました。
判決日の候補日について話し合ったもので、弁護団によりますと判決は7月ごろに下される見通しです。
■前川彰司さん
「無罪という判決をまだもらってないので、私はそれが欲しい」
■吉村悟弁護団長
「1回で結審だと我々も約束した 大変なのは、限られた時間の中で全て言い切る 主張を尽くす」
また前川さんの支援者およそ30人も集まり、全国から寄せられたおよそ1400人分の署名とともに、早期無罪判決を求める意見書を裁判所に提出しました。
再審の公判では、再審請求審までの証拠で審理されるため、前川さんが無罪となる公算が大きくなっています。