県内初「労働者協同組合」設立 高齢者の孤立を防ぎ、地域に寄り添う 労働者が組合員として出資 福井市・りたねっと おととし施行の新法人制度
おととし施行された新たな法人制度「労働者協同組合」が県内で初めて設立され、高齢者の孤立を防ぐカウンセリングなどで地域社会のニーズに寄り添います。
福井市を中心に活動する「りたねっと」は29日、県内第1号となる組合の設立を報告しました。人口減少が進み、さまざまな分野で担い手が不足する中、労働者が組合員として出資し、地域課題の解決に取り組みます。
「りたねっと」は5人の組合員で設立され、高齢者のカウンセリングを中心とした事業で、地域社会のニーズに寄り添います。
■りたねっと コミュニティソーシャルワーカー 下島礼子代表
「みんなで考えて、みんなでやってみて、だめだったらみんなでやり直しもできる」
労働者協同組合の設立に向けて、県は相談窓口を設け、さまざまな活動の法人化を後押しすることにしています。