自己ベスト更新で「4年後は金メダル」 陸上・川上秀太選手が練習再開 パリパラリンピック、100メートル(視覚障害T13)で銅メダル
パリパラリンピックで銅メダルを獲得した陸上の川上秀太選手が福井に戻り、早速練習を再開しました。見据えるのは4年後のロサンゼルス。自己ベストを更新しての金メダルを目指します。
■福井工大陸上競技部 女子マネージャー
「おかえりなさいませ。おめでとうございます」
■福井工大陸上競技部 男子部員
「(パリパラリンピック)どうでした?」「タイムがね。伸びなかった」
「めっちゃ緊張してましたよね?」「予選だけね」
「決勝が緊張してたように見えた」「決勝はね、ふわふわしてた」
パリパラリンピックの男子100メートル視覚障害T13のクラスで銅メダルを獲得した福井市出身の川上秀太選手。先週末に帰国し、9日から母校の福井工業大学陸上競技部とともに練習を再開しました。
■男子部員
「いやぁ、かっこよかったですね。いつも練習一緒にやってたので。やってくれるとは思ってた、もちろん」
初出場となったパラリンピックの舞台。決勝のレースでは前を走るオーストラリアの選手を1000分の5秒差でかわし、銅メダルを獲得しました。
■川上秀太選手
「(決勝は)集中していたつもりだったけど、足が地につかないような。ふわっとした気持ちもどこかあった。タイムとしては全然、予選も決勝も満足のいくタイムではなかった」
タイムは予選・決勝ともに、パラ大会での自己ベストより0.1秒遅い10秒80。健常者とともに出場した大会で10秒6台を出したこともある川上選手が目指すのは、さらなる高みです。
■川上秀太選手
「パラリンピックでのメダルは次の4年後にしか、このもやもやした気持ちは塗り替えることができない。目標のタイムとしては10秒4台、10秒3台は出さないと金(メダル)は見えてこないので、そこをまずは目標にトレーニングを積んでいきたい」
目指すは表彰台の一番上。4年後のロサンゼルスに向けた川上選手の挑戦は、もうすでに始まっています。