北陸新幹線の延伸に伴って全線が開業した「IRいしかわ鉄道」が、災害に備え、国の「鉄道・運輸機構」と連携協定を結びました。

第三セクター鉄道の「IRいしかわ鉄道」は、３月、JR北陸線の県内の区間を引き継ぎ、全長がこれまでの3.5倍になりました。防災力をさらに高める必要があることから、IRは、きょう、国の「鉄道・運輸機構」と連携協定を結びました。被害を未然に防ぐための線路などの改修や、被災した際の迅速な復旧支援などを盛り込んでいます。

IRいしかわ鉄道　七野 利明 代表取締役社長：
「延伸を果たしたということで、これまでにない鉄道施設を有することになった。その保全や維持という面で専門的な技術や知見を有する（鉄道・運輸）機構の力を借りたいと思っている」

IRと「鉄道・運輸機構」は、今後、緊急時の連絡体制などを調整し、連携の強化を進めるとしています。