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映像通報システムも導入「110番の日」県警で適切利用の呼びかけ《長崎》

2024年1月10日 17:00
映像通報システムも導入「110番の日」県警で適切利用の呼びかけ《長崎》

1月10日は「110番の日」です。

県警本部では、110番の適切な利用を呼びかけるイベントが行われました。

長崎出身の俳優・タレントの森あゆさんが1日通信指令官に委嘱され、通信指令室で模擬110番を体験しました。

(森あゆさん)
「110番 警察です。事件ですか?事故ですか?」

(通報者)
「すみません、事件です」

(森あゆさん)
「何がありましたか」

110番は、警察官にすぐに現場へ駆けつけてほしい事件や事故が発生した場合にかける緊急時のダイヤルです。

県警によりますと、去年1年間の110番通報は、前年より約1万8000件多い9万7206件で、新型コロナウイルスによる行動制限の緩和が影響しているとみています。

(県警通信指令課 中尾隆之 第2係通信指令官)
「慌てて110番をする人が多いので、いくらか落ち着いてもらえると助かる。私たちの質問に沿って答えてもらうと、非常にわかりやすく電話ができるので、心がけてもらえれば」

中でも事故などの交通関係の通報が、約2万7000件と最も多くなっていて、県警では去年から事件・事故の現場の状況をいち早く把握する映像通報システムを導入。

通報者のスマートフォンにURLを送り、撮影した写真や動画を送信してもらうことでより詳しい状況の把握を行っています。

一方で、相談や苦情、いたずらなど、緊急性の低い電話も約2万3000件あり、県警では適切な110番の利用を呼びかけています。

(県警通信指令課 中尾隆之 通信指令官)
「相談や長くなるような話は直接、警察署や「#9110」の専用ダイヤルがあるので、活用してほしい」