「しっかり進化した姿を見せること」30勝達成の展望は?B1長崎ヴェルカ 2日リーグ戦再開《長崎》
2日にリーグ戦が再開する プロバスケットボールB1「長崎ヴェルカ」の話題です。
現在、西地区6位のヴェルカ。「30勝」の達成に向けた展望を取材しました。
先週、報道陣に公開された、長崎ヴェルカの練習。
2日に再開するリーグ戦に向けて、順調な調整ぶりを見せていました。
現在、リーグ戦60試合のうち39試合を消化し、16勝23敗で西地区8チーム中6位に位置しています。
(狩俣 昌也主将)
「確実にチームとして、個人として、成長ステップアップしている。ターゲットの30勝をどうやって達成するか。強い気持ちを持って臨んでいくことが大事になる」
ヴェルカの今シーズンのターゲットは30勝、勝率5割です
これまでB1への昇格初年度に30勝を達成したチームはなく、前人未踏の挑戦。
しかし、リーグ戦序盤は好調だったものの、それ以降は5連敗を2度記録するなど、波に乗れない状況が続いています。
その要因として挙げられるのが、”守備力”。
1試合当たりの平均得点は81.6点と、リーグ24チーム中7位を記録している一方、平均失点は85.1点で、ワースト2位となっています。
(前田 健滋朗HC)
「何か一つの戦術がどうだったかではなくて、しっかりとトランジションディフェンスを止める 1対1を守るベーシックの部分が十分ではなかったので、失点が多くなった要因」
B3時代から、チームのレギュラーとして活躍する狩俣 昌也選手は・・・。
(狩俣 昌也主将)
「コーチに言われたことを、ただ動いていただけ。隙があればチームの戦術を変えてでも壊してでも、一人一人の判断ができるようになってきて、いい状況になってきていると感じる」
チームが苦しい状況の中で、若手も台頭してきています。
去年2月に加入した 小針 幸也選手。
持ち前のスピードを生かして、果敢に相手のリングにアタックします。
去年末までは、1試合平均6分程度の出場時間でしたが、それ以降は3倍近くに。
(小針 幸也選手)
「スピードを生かしたプレーだったり、ゲームチェンジャ―としての役割が僕の出る目的だと思うので、そういう部分は出せている」
30勝達成のために必要なのは、残り21試合で14勝をあげること。
より高い勝率でリーグ戦を戦い抜かなければなりません。
(前田 健滋朗HC)
「ホーム群馬の土曜日の試合で、しっかり進化した姿を見せること、勝利を届けることが、我々にできる唯一最大のことだと思っている」
長崎ヴェルカの次の試合は、3月2日と3日、県立総合体育館で群馬クレインサンダーズと対戦します。