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女性に暴行 強盗致傷などの罪に問われている男に懲役5年6か月の判決 島根県松江市

2024年2月9日 17:58
女性に暴行 強盗致傷などの罪に問われている男に懲役5年6か月の判決 島根県松江市

2023年5月、島根県松江市のアパート駐車場の車内で知人女性に暴行するなどして強盗致傷などの罪に問われている26歳の男の裁判員裁判で、松江地裁は2月9日、「懲役5年6か月」の判決を言い渡しました。

強盗致傷や窃盗などの罪に問われているのは、住所不定の元会社員の男(26)です。起訴状などによりますと男は、2023年5月の早朝、島根県松江市内のアパート駐車場に停めてあった車に侵入し、助手席で休んでいた20代の知人女性の口を塞ぐなどしてケガを負わせたうえ、自宅の鍵が入った鞄を持って逃走。その後、女性の自宅に侵入し、現金約30万円を盗んだということです。

2月9日の判決で、森里紀之裁判長は、「事前に軍手を準備したり被害者宅の前で数時間に渡って待ち伏せていたりすることから、初めから強盗する意思があったと思われ、同情の余地はない。ただ、結果的に強度の暴行を加えておらず、ケガも軽症であった」とし、懲役5年6か月の判決を言い渡しました。

男の弁護人は、「何もお話しできません」と控訴については、明らかにしませんでした。

男は、強盗致傷について「当初から金を奪う目的ではなかった」と一部起訴内容を否認しています。