「とても経営は厳しいです。みんな厳しいです」 鳥取和牛の子牛価格が全国平均を下回る状況が続く… 関係者が子牛の発育支援などを求める要請書 鳥取県
ブランド力の低下などにより、鳥取和牛の子牛価格が全国平均を下回る状況が続いていることを受け、8月21日、鳥取県や生産者などが対策会議を開きました。
8月21日の対策会議にはJAの関係者などが出席し、鳥取県の平井知事に子牛の発育支援などを求める要請書を手渡しました。鳥取和牛の子牛の平均価格は、2020年と2021年に日本一を達成し、2022年前半までは全国平均を大きく上回っていましたが、ブランド力の低下などにより2023年12月以降、全国平均を下回る状況が続いています。2024年7月の子牛1頭の平均価格は、46万2000円となり、約11年ぶりに50万円を下回りました。
会議では、購買者の需要に合わせた取り組みや新しいブランド牛作り、PRの強化などについて意見が出されていました。
生産者 木嶋泰洋 さん
「生産にかかる経費よりも販売価格が安くなっているっていうこともあって、今まで頑張ってきた人の中でやめたりする人が実際に出てきています。とても経営は厳しいです。みんな厳しいです」
鳥取県は、8月21日の意見を基に対策を協議していくとしています。