安藤忠雄さん設計の「こども本の森」 坂雲ミュージアムで着工 2025年夏のオープン目指す【愛媛】
世界的建築家の安藤忠雄さんが建設し、松山市に寄付する予定の子ども向け図書館。来年夏のオープンを目指し工事がスタートしています。
松山市の坂の上の雲ミュージアムにオープンする予定の「こども本の森」図書室。
「未来を担う子どもたちに本に親しんでもらいたい」という思いのもと、建築家・安藤忠雄さんが設計・建築費などを負担して、これまでに岩手や大阪などの自治体に寄贈してきました。
松山市には坂の上の雲ミュージアムの前庭に、2階部分と接続する形で建設され、延床面積はおよそ130平方メートル。利用は無料で、中には絵本や児童文学などおよそ5000冊が並ぶ予定です。
工事は今月1日にスタートしていて、きょうは地中の電線や水道管など埋設物の調査が行われました。
竹中工務店 四国支店 山本祥平さん:
「やっぱり安藤忠雄さんの建物だなという印象、既存もそうだがコンクリートの打ちっぱなしの部分がすごく綺麗に見えるような建物だなと。いっぱい本を読んで頂いて、松山市の未来のことをしっかり考えて頂けるような建物にできたらなと思っております」
工期は1年間でオープンは来年夏頃の予定だということです。
なお、坂の上の雲ミュージアムは工事期間中も通常通り開館しています。