ベニバナ使った人気レストランの弁当や摘み取りを楽しむ 酒田市内では数少ないベニバナ畑で紅花まつり
山形県酒田市内では数少ないベニバナ畑で15日、見頃を迎えた花の摘み取り体験やベニバナの創作料理を味わう紅花まつりが開かれました。
この「紅花まつり」は、酒田市坂野辺新田の10アールの畑でベニバナを栽培している加藤富子さん(78)らの生産者グループが開きました。
およそ70人の市民が花の摘み取り体験に参加し、持ち方のポイントなどの説明を受け、早速畑に入りました。ことしは、今月1日に花が咲き始めましたが、その後、雨が続いたため例年より10日ほど遅れて満開となりました。
参加者は、トゲの痛みに苦労しながら次々に花を摘み取っていきました。
参加者「チクチクして痛かった。手袋とか手にオレンジ色が付きました。」
参加者「すごく痛いんですよ。トゲがめちゃチクチクしていて。服着ているのに痛くて、そこにビックリするんですけど。美しい物にはトゲがあるみたいな感じで納得です。」
会場では、鶴岡市にある人気レストラン「アル・ケッチァーノ」が作ったベニバナ入りのオムライスやベニバナで飾り付けたサワラの幽庵焼きなどが入った弁当をはじめ、創作料理が提供されました。
参加者「甘いというか。ほろ苦いというか。うまい。」「やっぱり綺麗だよね。ここにも使っている」
30分ほど行われた摘み取り体験では、大ザル2個分の花弁が集まりました。この花弁から紅花染め用の紅餅が作られる予定です。