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西川町に滞在の東京の大学院生が空き家を活用したまちづくりを提案 宿泊施設や飲食店に

2024年8月23日 18:01
西川町に滞在の東京の大学院生が空き家を活用したまちづくりを提案 宿泊施設や飲食店に

地域おこし協力隊のインターン制度を利用して山形県西川町に滞在していた明治大学の大学院生が、増加する空き家を活用した未来のまちづくりを提案しました。

提案を行ったのは明治大学大学院で建築や都市設計を学んでいる九里大智さん(25)です。九里さんは地域おこし協力隊のインターン制度を利用するなどし、ことし4月から西川町に滞在していました。その間、町民275人にアンケートを実施したほか町内の空き家を調査し、活用法を検討してきました。
九里さんによりますと町内の8つの地域で調査をしたところ、空き家の数は116戸に上りました。
また、利便性の高い国道があるため町外に買い物に出てしまう人が多く、町内でお金が循環しないという課題も見えてきました。

九里大智さん「生活利便拠点を強化することで、衣類・娯楽品・書籍などを買える場所を作ることができれば、町にお金が落ちる。生活利便を強化することがこの地域の可能性となる」

そして、九里さんは町中心部の海味地区を例に空き家を活用したまちづくりを提案しました。それによりますと、空き家を宿泊施設や飲食店に生まれ変わらせ、訪れた人たちが歩いて回れる仕組みを作ります。さらに、体験や交流を通して、地域の活性化につなげるとしています。

九里大智さん「例えば空き家を啓翁桜の農業体験ができるようなホテルにする。体験を通して海味の魅力を感じてもらうようなエリアを考えた」
西川町・菅野大志町長「空き家が海味地区でどんどん増えるのであれば町がなんとかしていかなければならないと感じた」

町では今回の調査や提案を今後のまちづくりに生かしていきたい考えです。