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蔵王の樹氷を後世に…子どもたちが植樹「大きく育って立派なスノーモンスターになって」

2024年9月29日 12:00
蔵王の樹氷を後世に…子どもたちが植樹「大きく育って立派なスノーモンスターになって」

山形新聞・山形放送のことしの8大事業の1つ、「みどりの学び蔵王樹氷再生プロジェクト」の秋の教室が28日開かれました。

このプロジェクトは、害虫などによって深刻な被害を受けている蔵王の樹氷を形作る木「アオモリトドマツ」の現状を子どもたちに知ってもらい、樹氷の再生につなげようと行われています。28日は山形市や河北町などから小学生とその保護者、およそ30人が参加。初めに標高1400メートル付近に自生するアオモリトドマツの幼い木「稚樹」を探し、スコップで掘って採取しました。その後、標高1600メートル以上のエリアに移動し、稚樹を移植していきました。

「樹氷(の木)が枯れていて大変だと知っていたので(再生の)手助けの一部に携われたらなという思いで参加した」
「やっぱり土が…(スコップに)全体重をかけて掘るのが難しかった」
「大きく育って立派なスノーモンスターになってほしい」

子どもたちは、時折、大人の手を借りながら懸命に土を掘り起こし、アオモリトドマツの稚樹を植え付けていました。

最終更新日:2024年9月29日 12:00