被災して閉館した鶴岡市の国重要文化財 クラウドファンディングで展示再開へ・山形
2019年の山形県沖地震で被災した影響で3年前から閉館を余儀なくされていた鶴岡市の致道博物館内にある国指定重要文化財「旧西田川郡役所」の修復が完了し、展示が27日から再開しました。
鶴岡市の致道博物館の敷地にある「旧西田川郡役所」は、5年前の県沖地震で被災し壁などの修理が必要となったため、2021年6月から閉館を余儀なくされていました。致道博物館は展示再開を目指して去年12月にクラウドファンディングを始めたところ、1500万円以上の支援金が寄せられました。その資金を元に建物を修復し、27日からリニューアルオープンしました。26日はオープンを前に報道機関に内部が公開されました。木造2階建ての1階部分は19世紀イギリスの街並みをイメージした内装が施されています。世界的な評価を受け活躍した日本のドールハウス作家磯貝吉紀さんの作品およそ30点やミニチュアの洋食器2000点ほどが新たに展示されています。
:致道博物館酒井 忠順館長「多くの皆様に支えられてリニューアルを迎えることができます。感謝の気持ちとこちらの酒井家の名宝展と郡役所のリニューアルオープンたくさんの方に見ていただきたい」
また、致道博物館ではリニューアルオープンにあわせ、国宝に指定されている2本の刀などの展示も27日から始まりました。