史上初の委員会で予算案否決 異例の山形県議会2月定例会が閉会
県産果樹の情報発信施設「フルーツ・ステーション」を巡り、県が新年度当初予算案を撤回する事態となった県議会・2月定例会は19日最終日を迎え、新年度の委員などを選出し、閉会しました。
県議会2月定例会は19日、本会議を開き、新年度の議会運営委員や各常任委員の指名案が可決され、閉会しました。
県は、寒河江市に県産果樹の情報発信拠点、「フルーツ・ステーション」の整備を検討し、新年度の当初予算案に、調査費用などを盛り込み、議会に提案しました。しかし、立地や生産者へのメリットを疑問視する声が最大会派の自民党から相次ぎました。
農林水産常任委員会で予算案は否決され、県は、フルーツステーションの関連経費を除いた修正案を提出し、可決されました。
自民党県連・森谷仙一郎幹事長「議論をさせて頂いたなと思っている農業者のための農業者が真に良かったというものを今後も提案していきたい」
吉村知事を支持・県政クラブ・木村忠三代表「フルーツ・ステーションの議論で改めて県民の声農業者の声を聞くことができたぜひ新しい形で山形県の農業振興果樹振興に努めて県議会と執行部が一体となって進んでいきたい」
19日の本会議ではまた、副議長の辞職に伴う新しい副議長の選任が行われ投票の結果、自民党の矢吹栄修議員が27票、県政クラブの石黒覚議員が16票で矢吹議員が副議長に選ばれました。矢吹議員は「どんな時も笑顔で明るく前向きに県民のサポーターとして全力でまい進していく」と意気込みを語りました。