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春の田植えを前に 鶴岡市で「温湯消毒」作業盛んに イネの種もみの病気を防ぐために

2024年3月21日 18:04
春の田植えを前に 鶴岡市で「温湯消毒」作業盛んに イネの種もみの病気を防ぐために
温湯消毒

鶴岡市ではいま、春の田植えを前に、イネの種もみの病気を防ぐためお湯を使って消毒する「温湯消毒」作業が盛んに行われています。

鶴岡市黒川にあるJA庄内たがわ水稲育苗センターではイネの種もみの病気を防ぐためにお湯で消毒する作業が3月13日から始まりました。

「温湯消毒」と呼ばれ、農薬を使わずに消毒するため有機栽培を行っているコメ生産者のニーズが多いということです。

温湯消毒は、はじめにイネの種もみを網目状の袋に詰め、60度のお湯に10分間つけて殺菌します。

その後、冷水で冷やし、10度前後の水の中に13日間寝かせて発芽に必要な水分を吸収させます。

寝かした種もみは3月26日から順次、再び30度ほどのお湯につけた後、蒸して発芽を促す「芽出し」を行います。

JA庄内たがわ櫛引支所の日向大樹営農課長「春が来たなと感じている。しっかりと丁寧に作業をしてコメ作りに大事な種もみ、間違いないものをお届けしたいと思っている」

こちらのセンターではことしは庄内一円のコメ生産者約1100人に供給する20品種241トンを消毒する予定で、消毒作業は4月中旬まで続く見込みです。
種もみの供給は4月1日から始まります。