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部活動は任意加入 他校や地域クラブなどと連携を 山形県が中高生の「目指す姿」示す

2024年2月16日 17:52
部活動は任意加入 他校や地域クラブなどと連携を 山形県が中高生の「目指す姿」示す

今、中学校の部活動の場が学校から地域のスポーツクラブなどへ移行が進んでいます。山形県は16日、今後の中高生と部活動について自由な選択や他校や地域クラブとの連携などを盛り込んだ「目指す姿」を示しました。

県部活動改革推進会議には、県中学校長会やPTAの関係者らが出席しました。中学校の部活動をめぐっては生徒数の減少や教員の働き方改革を背景に政府は段階的に部活動を学校から地域のスポーツクラブなどの活動へと移行していく方針を示しています。
会議では県から部活動や地域の「目指す姿」が新たに示されました。具体的には、中高生は放課後や休日に自由にスポーツや芸術活動を選択できること。また部活動は任意加入として、生徒数やニーズに応じてほかの学校や地域のクラブと連携すること、などが提示されました。これに対し出席者からは地域に移行する方針内容についてより広く保護者に周知してほしいといった意見がでました。

県PTA連合会母親委員会高橋あゆみ委員長「休日の部活が地域に移行されることすらまだ理解していない方が多い。学校の部活無くなるんでしょって理解をしてもらう広報活動を重点的にお願いしたい」
県総合型地域スポーツクラブ協議会今野芳代表「指導謝金をある程度しっかり確保するとか若い世代もずっと指導を継続できるような仕組みや仕事を抱えて空いている時間を指導に充てるということをしっかり関係者が配慮すべきではないか」

県は今回の意見などを踏まえてさらに協議を重ね、部活動と地域のクラブ活動のあり方に関する方針をことし12月に策定する計画です。