【速報】「莫大な血税を使い言語道断」“女性問題”岸和田市長に市議会が2度目「不信任決議案」提出 賛成多数で可決・失職
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大阪府岸和田市の永野耕平市長に対し、17日、市議会に不信任決議案が提出され、出席者23人の全会一致で可決されました。永野市長は去年12月にも、女性との性的な関係をめぐって不信任決議を受け、議会の解散に踏み切りました。市議選を経て2度目の不信任決議となり、市長は自動失職となります。
岸和田市の永野市長は、不適切な関係にあった女性から裁判を起こされ、500万円の和解金を支払いました。永野市長は、不倫関係にあったことは認めたものの、性的関係の強要はなかったと否定していましたが、去年12月、市議会から、「市政の混乱を招いた」として不信任決議を受け可決されました。
これに対し永野市長が議会を解散したことで市議選が行われ、今月2日、前職22人と市長の妻を含む新人2人が当選しました。その後、各会派の代表らが集まる会議で不信任決議案の提出について議論が行われてきましたが、14日、「大義の無い解散によって(市議選で)莫大な税金をかけた」ことなどを理由に、再び市長への不信任決議案を提出することが決まりました。
岩崎市議は、「岸和田市は大混乱で異常事態と言わざるを得ず、その混乱を招いた市長の責任は非常に重いにもかかわらず、市長は辞職しないだけでなく、大義なく議会を解散し、莫大な市民の血税を使ったのは言語道断。再度即刻、退陣することを求める」と議案提出の理由を述べました。
不信任決議案には永野市長の妻・永野紗代市議を除く23人の議員が賛成する意向を示しているほか、紗代市議は利害関係者のため退席となり、不信任案は出席者全員が賛成票を投じ、可決しました。永野市長は規定により自動失職となり、次は50日以内に市長選が行われます。