首相、「主権回復の日」沖縄側の理解求める
沖縄政策協議会が19日、安倍政権発足後、初めて開かれ、安倍首相は政府主催で来月28日に開催する予定の「主権回復の日」の式典に沖縄県側の理解を求めた。
安倍首相「(式典の)実施にあたっては、沖縄・奄美・小笠原が戦後の一定期間、我が国の施政権の外に置かれたという苦難の歴史を忘れてはならないと思う」
沖縄・仲井真県知事「自ら(沖縄県)のことを考えたら、とても今のような、政府の言っているような方向での記念的な行事にはなりにくい」
安倍首相は「沖縄を含めた我が国の未来を切り開いていく決意を新たにする日としたい」と式典の開催に理解を求めたが、仲井真知事は難色を示した。
また、仲井真知事はアメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の沖縄県外への移設を改めて求めた。ただ、政府は日米合意に従って沖縄・名護市辺野古への移設に向けた埋め立て申請を今月29日にも行う方針。