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河野大臣 中国大使に“海洋進出”懸念伝達

2020年8月18日 20:08

中国当局の船が日本の尖閣諸島周辺の接続水域内での航行を続けるなど海洋進出の動きを強めていることについて、河野防衛大臣は18日、中国の孔鉉佑駐日大使に強い懸念を伝えました。

河野大臣と孔大使の会談は、およそ40分間行われました。河野大臣は尖閣諸島を含む日本の周辺海域や南シナ海での中国の動向について孔大使に強い懸念を伝え、中国が行動を自制するよう強く求めました。

また、香港情勢にも触れ、重大な懸念を示しました。

今年に入ってから中国当局の船が尖閣諸島周辺の接続水域内を111日連続で航行した他、17日も4隻が日本の領海に侵入するなど、中国側は海洋進出の動きを強めています。

去年9月に河野大臣が就任して以降、孔大使と会談するのは初めてのことです。孔大使の発言は明らかにされていません。