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市川團十郎、初春公演の初日迎える「いつも以上に身の引き締まる思いです」

2023年1月5日 22:15
市川團十郎、初春公演の初日迎える「いつも以上に身の引き締まる思いです」
初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』で斎藤実盛を演じる市川團十郎さん
歌舞伎俳優の市川團十郎さん(45)が5日、初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』(1月6日~27日)の公開舞台稽古にSnow Man宮舘涼太さん(29)とともに登場。襲名後初めてとなる正月公演に対する思いを明かしました。

本作は、團十郎さんが“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”を融合させた舞台を目指し、2013年から自主公演として始めた『ABKAI(エビカイ)』の5回目(2019年)でも上演されました。源平争乱の折、平家に仕える身でありながら、恩義のある源氏に忠義を尽くそうとする“斎藤実盛”の生き様を描いた物語で、團十郎さんは斎藤実盛を演じます。

■市川團十郎「いつも以上に身の引き締まる思いです」

2022年11月・12月に襲名披露を経て、初めての正月公演となった團十郎さんは「新橋演舞場の初春公演には平成20年より出演しておりますが、本年は團十郎として初めての正月の舞台でもありますので、いつも以上に身の引き締まる思いです。團十郎の名跡を継ぐことは同時に、古典を継承し発展させていく責務を背負うことでもあると感じております。初代團十郎から続く、古典を守りながら新たな歌舞伎の創造へ挑戦していく姿勢を、私も十三代目としてしっかり受け継いでいく所存です」と公演への思いを明かしました。

また今作に関して「より磨き上げた舞台にするべく、皆で稽古を重ねてきました。歌舞伎を観るのが初めてのお客様にも存分に楽しんでいただける作品ができたと信じております。本作を通して『源平布引滝』の魅力を再発見していただけたら幸甚です」とコメントしています。