歌舞伎俳優の市川團十郎さん（45）が11日、京都・南座『吉例顔見世興行』（12月1日～24日）の会見に出席。子どもたちの成長ぶりを明かしました。

今回は、十三代目・市川團十郎白猿襲名披露と八代目・市川新之助初舞台の公演となり、昼の部は、新之助（長男・勸玄）さんが『外郎売』に出演、また、團十郎さんと市川ぼたん（長女・麗禾）さん親子が『男伊達花廓』で共演します。

二人と共演する團十郎さんは「市川ぼたんさんは、尊敬にあたいするほど、人との関係性の築き方、また接し方、礼儀、気の配り方、どこをとっても私が勝てるところはもはやない、と言うくらいしっかりしたなと思ってます」と話し、「勸玄くんは、特化した人物に育っていて、（演目）外郎売という一つの武器を磨き上げる作業に対しては、彼は突出した気持ちがある、それをバックアップする環境を整える、というところをおやじとしてする、ほかのことに関しては何も言わないので非常に楽しい人生を謳歌（おうか）しているんじゃないかなと思います」と二人の成長を明かしました。

また、團十郎の名前について「名前に慣れたかと言うと、ちょっと慣れてきました。よくお店とか街とか歩いていると“海老蔵さん”と言われますが“いえ、團十郎です”という会話がまずできるようになりました。私自身も、團十郎としてお店を予約したり、少しずつ自分の意識は変わってます」と話しました。