76歳のピン芸人・おばあちゃん、劇場所属デビュー 乳がんステージ4乗り越え、波乱万丈の人生
現在76歳のおばあちゃんは、38歳で乳がんステージ4の手術を行い、術後1年で卵巣に転移。45歳で子宮にも転移し、闘病生活を送っていたといいます。その後、47歳で放送大学に入学し、乳がんにまつわる研究を発表。55歳の時に兄が失明し、以来、介護生活を送るなど、波乱万丈の人生を歩んできました。そんな中、2018年、71歳で吉本興業の養成所・NSCに入学、芸人を志します。
翌年NSCを卒業し、72歳で芸人としてデビュー。その後、神保町よしもと漫才劇場に所属するためのオーディジョンを勝ち上がり、24日、最高齢の所属芸人としての劇場デビューを果たしました。
この日、おばあちゃんが出演する公演のチケットは完売。満員の観客に拍手で迎えられステージに立つと、「私がマイク触ると点滴に見えますが、マイクです~」と笑いを誘い、「こんにちは、おばあちゃんです。老人が病院と間違えて迷い込んだのではございません」と自虐を交えつつ挨拶。川柳を用いた漫談を約5分間披露し、出番を終えました。