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“ジャイアン” 木村昴「大リスペクト」するのは “スネ夫” 一番グッときた意外な言葉

2022年3月15日 21:20
“ジャイアン” 木村昴「大リスペクト」するのは “スネ夫” 一番グッときた意外な言葉
木村昴さんの仕事・好きなもの・リスペクトする人に迫る
国民的アニメ『ドラえもん』のジャイアン役や、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』の山田一郎役としてラップを披露するなど、幅広く活躍する声優・木村昴さんにインタビュー。

木村さんは23日放送の『Da-iCE music Lab』(日本テレビ 毎週水曜24時59分~)にゲスト出演し、声優界の “裏話トーク” や、Da-iCEと発表したコラボレーション楽曲「liveDevil」をテレビで初めてパフォーマンスを披露します。収録を終えたばかりの木村さんに “木村昴を表すキーワード4つ” を教えていただき、仕事・好きなもの・リスペクトする人に迫りました。

■木村昴が見たDa-iCEは “仲良し度90%” マイナス10%の理由

――Da-iCEの5人と共演していかがでしたか?

めちゃめちゃ楽しかったですよ。自分の声優人生の話もできましたし、彼らのグループに対する思いとか、そういうのが聞けてめちゃめちゃうれしかったですし、楽しかったですね。

――グループの方と話すのは新鮮ですか?

そうですね。様々なグループの方を見ると、「どれくらいみんな仲いいのかな?」ってすごく気になるというか。きょうDa-iCEのみんなが話しているのを見て “本当に仲いいんだな” っていうのを知れて、またそれでワクワクしましたね。

――Da-iCEの仲の良さは “何点” ですか?

仲良し度合いでいうと… “90%” くらいですかね。一点だけいつも気になっていることがあって、(ボーカル兼パフォーマーの)花村想太さん。ご自身のクセだと思うんですけど、なんてことない時間でも「ハァ~」とか歌ってるじゃないですか。かっこいい声を “毎日秒単位で調整” してるのかなって「すげぇな」って思ってほかのメンバーをパッと見たら、「ん~…またやってるよ…」みたいな顔してたんですよ! ここでマイナス10ポイント!

■木村昴を表す “4つのピース“ は『コーラ』 『ジャイアン』 『関智一』 『ラップ』

番組ではDa-iCEとゲストとの “深掘りトーク” が恒例になっていることにちなみ、今回木村さんを “深掘り” するため自身を表す “4つのキーワード” を教えていただきました。書いてくれたのは『コーラ』 『ジャイアン』 『関智一』 『ラップ』。それぞれどんなエピソードがあるのか、聞きました。

――1つ目のピース【コーラ】

いま皆さんにご覧いただいている “木村昴” いるじゃないですか? ほぼ “コーラ” でできています! 小学生の頃からコーラが大好きで、実はコレクションもしていて、自分の自宅は “コーラだらけ” なんです。コーラの(パッケージの) “赤” っていうのが僕大好きなんですよ。僕のテーマカラーも赤だったり、これまで僕が演じてきたアニメのキャラクターも、けっこう赤いキャラクターが多いんですよ。僕も身につけるもの、持ち歩くものはだいたい “赤い” んです。

――2つ目のピース【ジャイアン】

僕の人生を大きく変えてくれた “特別なキャラクター” ですね。ジャイアンというキャラクターを演じさせていただくようになって、僕の想像していた未来と大きく人生が変わったなと思いますし、“性格も似ているな” って思ったので選ばせていただきました。

――3つ目のピース【関智一】

僕の “師匠” でございますよ! 声優さんで、現在の “スネ夫” の声をされている方です。デビュー当時からきょうまで、ず~っと一緒にいる “父” であり “兄” であり “友” である、大リスペクトしている方ですね。“声優の知識” “声優のこだわり” “声優のスタイル” っていうのはすべて、関智一さんから教わったものでございます。「僕が関智一」だといっても過言ではないです。ほぼ、ほぼですよ。

――関さんから教わったことで一番記憶に残っていることは?

一番僕がグッときたのが、「頑張りすぎるな」ってことを言われたとき。ものすごくスランプで、かなり思い悩んでいた時期があるんですけど、その時に「頑張りすぎると、自分ができないみたいに思えてくるから、いいんだよ適当で」って。 “適当さの極み” を僕に見せてくれて、頑張りすぎてもダメなんだな、ほどよくいこう、みたいな。僕は僕なりに頑張ろう、みたいに思えるようになってきた。

■キャラクターのイメージ低下を防ぐため “ラップ好き” は封印 しかし転機が…

――4つ目のピース【ラップ】

一時期はあきらめかけた “ラッパーになる” という夢なんですけど、なんと今、声優としてラップさせていただく機会にもたくさん恵まれるようになり、すごく楽しくやらせていただいています。

――声優としてラップできるようになったのは “好き” と言い続けたから?

いや、これがまた “運命的” でして。(ラップが)好きってことも、僕がやっているキャラクターたちの “イメージ低下” につながるんじゃないかってことを、すごく僕は懸念していたんです。たとえば、僕が「ラップ好きなんです」って言ったら「えっ、“不良の音楽” が好きってことは、あいつも不良なんじゃないの?」って思われたら、キャラクターたちに申し訳ないなと思って、“好き” って言うこともしていなかった。誰に聞かせるわけでもない曲とかを、とにかく自分でいっぱい作っていたんです。事務所のマネジャーさんが「聞かせてよ」って聞いてくれていたりして。あるとき、“声優さんたちとラップのコンテンツを作りたいんだ” っていう話がポッと沸いた瞬間があったんですよ。たまたま、その席にマネジャーさんが同席していて。「言ってないんだけど…うちの木村がめちゃめちゃラップ好きで、得意なんですよね」って話から、(スタッフが)会いにきてくださって『ヒプノシスマイク』が始まったんですよ。「声優としてラップしていいんですか? ぜひやらせてほしい!」ってことで現在に至るわけです。「ラップ」はありがとうピースですね。