藤岡弘、国の天然記念物 “四国犬” の出産に感動「日本犬が増えてくれてよかった」
俳優の藤岡弘、さんと4人の子供たちが、12日放送の日本テレビ系『I LOVE みんなのどうぶつ園』に出演。人気コーナー『天然記念物!日本犬を育てる!』の最終回で、四国犬(しこくけん)タッチの出産を見届けました。
藤岡家は、国の天然記念物である日本犬のかわいさを伝えるため、関東のとある山奥で子犬の頃から秋田犬、柴犬、紀州犬、甲斐犬、北海道犬、四国犬の6匹を育ててきました。
今回は、藤岡家を離れた四国犬のタッチの出産に密着。陣痛の知らせを受け、藤岡さんと長男で俳優の真威人(まいと)さんは仕事後に車を走らせましたが、陣痛が進んでいるため、車内からリモートで出産を見届けることになりました。
まずは、1匹目の赤ちゃんが生まれましたが、赤ちゃんを包む羊膜を破らないと呼吸ができないため、懸命に羊膜を舐めて破ろうとするタッチを2人は画面の向こうから応援します。
しかしいくら舐めても羊膜が破れず、待機していた経験豊富なスタッフが羊膜を破り、それでも体が動かないため心臓マッサージへ。しばらくして蘇生法のおかげで「ピー!」と産声が聞こえると「よかったな!タッチ!よく頑張ったぞ!」と藤岡さんは安堵の表情を浮かべました。続けて2匹目もするりと生まれ、今度はタッチが羊膜を破ることに成功。結果、4匹の赤ちゃんが誕生しました。
四国犬は、日本犬保存会が調べた出生登録数(2020年)で219匹と最も少なく、今回の4匹は“絶滅の危機”に直面している四国犬にとって待望の誕生となりました。
犬の成長は早く、生後1か月になると離乳食も食べるように。体重は生まれた時から約9倍になり、子犬を抱っこしてデレデレの藤岡さんが、4匹を“四国”にまつわるものから連想し、それぞれ『龍馬』『愛姫』『大和』『伊予』と命名。『伊予』は藤岡さんの故郷・愛媛県からとった名前で、真威人さんが「本当に『伊予』でいいの?」と聞くと、「いーよ、いーよー」とご機嫌でジョークを飛ばし、「絶滅の危機にひんしている日本犬が増えてくれてよかった」と感動を伝えました。