子育て中の親に話題 赤ちゃん“あるある”絵本 「みんな一緒なのかな」育児の不安も解消
子育てをする親を中心に、いま話題となっている絵本があります。11か月の子どもを育てる30代の夫婦に話を聞くと「子どもの“あるある”が詰め込まれていて、“あっ!”って思うような場面があって」と明かしていました。いったいどんな内容なのでしょうか?
赤ちゃんの“あるある”なしぐさをまとめた内容で、発行部数は、シリーズ累計7万部を記録(出版社発表)。子育てをする親たちの間で“共感できる”と話題になっているんです。
どんな“あるある”なのか見てみると、1日の大半を寝て過ごすため、布団との摩擦により後頭部の髪の毛が薄くなっている姿や、抱っこヒモの間から、顔をのぞかせる様子。指しゃぶりに夢中になっている様子など、育児をする親なら誰もが見かける、赤ちゃんのかわいらしいしぐさが描かれています。
絵本を読んだ30代夫婦は、生後半年の子どもについて「最近、床にはめるタイプのマットの端をはがすのやるようになった。それが本にもあって、最近覚えたみたいでやりたがる」と話します。
■育児の不安 絵本に励まされる親も
さらに、我が子の予想外な行動に、不安を抱く親たちからは「ベビーベッドの柵をすごくかんじゃう時期があって、“なんでうちの子は、かんじゃうんだろう?”みたいになってたんですけど、(絵本に)実際かんでるイラストがあってよかったって、ほっとしました」という意見も。
5か月の子どもを育てる20代の母親は「(子どもが)夜泣きするの本当につらくて、ずっとストレスだったんですけど、みんな一緒なのかなっていう。この本の奥にママさん、友達とかパパさんがいるのかなって思うと支えになる感じです」と話します。
すべての行動は、赤ちゃんがすくすくと成長している“証し”。赤ちゃんの“あるある”なしぐさをまとめた絵本だからこそ、育児に奮闘する親たちは励まされることもあるといいます。
■作者も2児の父親 おおのたろうさん
おおのたろう:この絵本を通して、こんなこともあるよ、つらい部分もちょっとギャグっぽく絵本で感じてもらえたら。同じような思いをして子育てしているっていう人がたくさんいることを(この絵本を通して)たくさん感じてほしいなと思います。
(7月30日放送『news every.』より)