映画『かがみの孤城』の特別上映会が行われ、声優を務めた當真あみさんと原恵一監督が登壇。アヌシー映画祭へ本作が出品される心境を明かしました。

映画は、2018年に本屋大賞を受賞した小説家・辻村深月さんのベストセラー小説を原作に、学校で居場所をなくした中学生・こころをはじめとした男女7人が、“鏡の中の城”に集められることから動き出す物語です。當真さんをはじめ、北村匠海さん、吉柳咲良さん、板垣季光人さん、横溝菜帆さん、高山みなみさん、梶裕貴さん、芦田愛菜さん、宮﨑あおいさんらが声優を務めます。

上映後に行われた舞台挨拶で、6月にフランスで開催されるアヌシー・国際アニメーション映画祭のコンペティションに正式出品されることにふれ原監督は「日本も海外も、良いと感じるシーンは変わらない。違うところは（鑑賞時の）リアクション。日本の観客はおとなしいけど、海外は上映中に拍手したりするので、そういう面では海外で上映されると日本では得られないリアクションをいただけて、すごく新鮮で嬉しい。」と話しました。

そして當真さんは「出演した作品を海外の方に観ていただく機会が初めてなので、とても嬉しいです。」と語ると、原監督は「“あみボイス”が海外で流れているよ」と声をかけられ、當真さんは「距離が離れているけど、なんだか緊張します」と心境を明かしました。

劇中の「かがみの孤城は5月に開城する」という設定に合わせ、5月26日より特別上映がスタート。原監督による完全オリジナルで新たに制作したスペシャル映像「かがみの孤城の前と後」を本編に加え初上映されます。