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鳥しき、鮨さいとうなど“新規予約困難”の名店がフェスに出店 「世界に発信できれば」

2023年9月9日 22:40
鳥しき、鮨さいとうなど“新規予約困難”の名店がフェスに出店 「世界に発信できれば」
鳥しき、鮨さいとうなど“新規予約困難”の名店がフェスに出店

音楽、食、酒、祭りを通して日本の文化を世界に発信するフェス『SAMRISE Festival』が9日、さいたまスーパーアリーナで開催されました。FOOD&BARエリアには、“新規予約困難”と言われる名店が名を連ねています。

■新規予約困難店『鳥しき』

その一つが、焼き鳥店の『鳥しき』です。2か月先まで予約を受け付けているといいますが、予約開始からすぐに一杯になってしまうという人気店です。備長炭を使った“近火の強火”で、素材の味を極限まで引き出した焼き鳥や、親子丼などこだわりの一品を提供しています。

「こういった大きなイベントに出店させていただくのは初めてです」と話す『鳥しき』の池川義輝さんは、海外からの客にも目を向けているといい「海外の方は僕ら(職人)のことをアーティストと捉えていて、僕も(海外に)イベントに行くとスタンディングが起きるくらい。一つ一つ鳥をさばいてという僕らが当たり前の仕事が、海外の方にとっては日本人ならではの仕事と捉えていただくので、海外に行けば行くほど焼き鳥って、すごい日本の食文化だと思った。それをまだまだ伝え切れていない部分でもあるので、今回のフェスを通じて世界に発信できればなと思っております」とフェスへの思いを語りました。

■フェスでも“鳥を焼き上げる香り”を表現

今回、『鳥しき』では店舗で提供している備長炭で焼き上げる焼き鳥の香りを、手軽に楽しめるようにと考案された『⿃しきブラックチキンバーガー』などを提供します。

池川さんは「焼き鳥屋でも炭というものを非常に重要視しているんですが、なかなかフェスの場所で炭が使えなかった。ただ、炭の薫香を炭がなくてでもどう表現するのかというのが、今回の課題でもあり楽しみでもあった」と、説明しました。

鳥しきのメニューを楽しんだ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのファンは「おいしいです」と笑顔を見せ、ロックバンド・sumikaのファンは「ほかにもたくさんおいしそうなものがあって、今回は鳥しきを選びました。お得ですよね」と語りました。

■『鮨さいとう』は6貫の握りと太巻きを提供

店舗でのコースは4万円からという『鮨さいとう』は、6貫の握りと太巻きを提供。握りは、ヒラメ、ブリ(漬け)、コハダ、穴子、マグロの赤身が、お店で提供されている順番で並び、コースの雰囲気を楽しむことができるといいます。

握りを購入したTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのファンの親子は「(お店は)3年先まで予約が取れないって聞いたので(来ました)。ちょっと得した気分になります」と語りました。

ほかにも、“新世代の⾁割烹”といわれる『よろにく』は、1枚肉を使った『よろにく名物トリュフすき焼き丼』、『特選A5和⽜のすき焼き丼』などを提供。ミシュラン2つ星レストランでの経験がいかされた創作かき氷を提供する『あずきとこおり』は、宮崎グレープフルーツのかき氷などを提供しています。

『SAMRISE Festival』は、10日まで開催されます。