阿部寛「皆で分かち合えることが嬉しい」 アジアで優れた映画人に贈られる賞に輝く
『アジア・フィルム・アワード(AFA)』は2007年に創設されたアジア映画を対象とした映画賞。優れた作品や映画人を表彰し、アジア映画ファンの創出や世界に向けてアジア映画の振興に努めています。
■俳優デビューから30年以上 アジアでの活躍認められる
阿部さんが受賞した『Excellence in Asian Cinema Award』は、優れた才能を持つ映画人にスポットを当て、その映画人のアジア映画界・アジア文化における業績と貢献をたたえる賞です。
1987年の俳優デビューから30年以上のキャリアを積み、90本以上の映画に出演してきた阿部さん。香港との合作作品『孔雀王 アシュラ伝説』(1990年)や、トニー・レオンさんらアジアのスターと共演した『東京攻略』(2000年)、タイのアクション映画『チョコレート・ファイター』(2008年)、日中合作映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』(2017年)など海外の作品にも数多く出演。日本だけでなく国際的な映画シーンでもその演技力と才能が認められ、アジア映画の発展に大きく貢献したとして今回受賞が決定しました。
■阿部寛が喜びのコメント「大変感謝」
日本人の受賞としては第9回(2015年)の中谷美紀さん、第13回(2019年)の役所広司さんに続き3人目。阿部さんは「この度【Excellence in Asian Cinema Award】を受賞することができ、とても光栄に思います。AFAのような大きな賞をいただき、本当に驚いています。受賞を聞いた時は、これまでずっと一緒にやってきたスタッフさんたちがそばにおり、皆で本賞を分かち合えることが嬉しく、大変感謝しています」と、喜びのコメントを発表しました。
阿部さんは3月12日に香港で開催される授賞式に参加する予定です。