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阿部寛が熱演「HOKUSAIを世界へ」

2021年5月6日 19:04
阿部寛が熱演「HOKUSAIを世界へ」

新型コロナウイルスの影響で公開が延期されていた映画「HOKUSAI」が6日、劇場公開に先立ち本編映像の一部を解禁しました。

葛飾北斎の生涯描いた作品は3万点以上。ゴッホ、モネなど名だたる印象派アーティストたちを刺激してきた孤高の絵師の生き様が描かれる本作。今回、解禁された本編映像は、阿部寛さんが演じる耕書堂の店主“蔦屋重三郎”が、逆境にも負けずに勝機を見据え、前へ進もうと力強い決意を見せるシーンです。

“蔦屋重三郎”と言えば葛飾北斎はもちろん、喜多川歌麿や東洲斎写楽など世界中に名を轟かせる、数々の絵師をこの世に輩出した江戸時代の名プロデューサー。レンタルビデオ・書店大手企業である“TSUTAYA”は、彼の名プロデューサーぶりにあやかって名付けられたとも言われています。


■阿部 寛が江戸時代の名プロデューサー熱演

——蔦屋重三郎について

「いろいろな才能を集めて自分で育てていく、先見の明があったと思うんですよね。今で言うプロデューサー的な人。いろんな世界に入っていってどんどん新しいことを作り出していく、この人がいたから色んな才能が開花したのだと思います。幅広い人脈を大事にしながら交流の場を多く持って、様々な才能を見つけ出し、世界に発信していきたいという夢を持ちながらも、夢半ばで亡くなっていったんですよね。」

——葛飾北斎や喜多川歌麿の絵が展示されている美術館に足を運び役作り

「重三郎によるプロデュース後の北斎や歌麿が描いた作品の中にも、素晴らしい作品が多数あるんですよね。『あぁ、これを見ずして散っていったんだな』と思いました。それらの作品を目にした時に『きっとこういう才能のある人はすごく孤独だったんだろうな』と、今はそう思っています。」とコメントしています。


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