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“映画館で最初に流れそう”と話題の首都高公式ショート動画 若者向けに制作したワケ

2024年3月6日 22:22
“映画館で最初に流れそう”と話題の首都高公式ショート動画 若者向けに制作したワケ
「映画館で最初に流れそう」と話題の首都高速道路株式会社の公式YouTube動画
首都高速道路株式会社が今月、SNSに若者向けの注意喚起動画として『\僕は自動車専用道路標識、無視しないで!/』を投稿。すると、これまで投稿されてきた動画とは一風変わった内容に、SNSでは「じわじわくる」、「インパクト強めな広報動画」など話題になっています。一体、なぜ若者向けに動画を投稿することになったのか、首都高速道路株式会社の担当者に話を伺いました。

■若者向けに動画制作、その背景は?

今回投稿された動画は、顔の部分に自動車専用道路の標識をつけた全身白タイツの人物が、標識の紹介と共に、動画視聴者に向けて、法律違反となる原付バイクで高速道路内への立入が増加している現状を啓発するショート動画となっています。今回の動画にSNSでは「映画館とかで最初に流れてそう」、「じわじわくる」、「インパクト強めな広報動画」など、さまざまなコメントが寄せられました。

今までとは少しテイストを変えた動画を投稿した理由について担当者に聞いてみると「2022年度の首都高の立入件数419件の内、250件が原付の立入となっており、その250件のうち約半数が10~20代。2023年度の件数は集計中ではあるが、増加傾向を示しています」と、原付立入件数の増加と、その内の約半数が10~20代であることが背景にあると説明し、「若年層が普段目にする情報媒体はSNSが主であるため、若年層の原付の立入への啓発として注意喚起ショート動画を作成しました」と若者向けのショート動画を制作した理由を明かしました。

また、SNSでの動画の反響についてどう受け止めているのか聞いてみると「多くの反応を頂いている中で、“原付ユーザーの知識不足が原因ではないか”という予想の声が特に目立っている。首都高としても、首都高は自動車専用道路であり原付バイクは通行できないことの周知を今以上に努めてまいりたい」と、SNSでの意見を参考にして、これまで以上に周知していきたいとコメントしました。

最後に、こうした道路標識ショート動画のシリーズ化の予定はあるのか聞いてみると「ありがたいことに、多くの方に面白い・見たくなる注意喚起動画という評価を頂いているので、今後も認知度を高めたい標識等があれば続けていきたいが、現時点ではシリーズ化の予定はないです」と今後のシリーズ化の予定はないとしつつ、認知度を高める必要がある標識があれば新たに動画を投稿していきたいと明かしました。