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中村橋之助、2025年は「僕が1番年上」『新春浅草歌舞伎』 今年は筋肉ルーレット披露が目標

2024年1月8日 6:40
中村橋之助、2025年は「僕が1番年上」『新春浅草歌舞伎』 今年は筋肉ルーレット披露が目標
中村橋之助さん
東京・浅草で上演されている『新春浅草歌舞伎』(26日千穐楽)に出演する、歌舞伎俳優の中村橋之助さん(28)に、日本テレビアナウンサー・市來玲奈がインタビュー。舞台にともに立ち続けた先輩との関係、そして2024年の目標を伺いました。

今年で40回目を迎えた『新春浅草歌舞伎』は、1980年に『初春花形歌舞伎』として、浅草で歌舞伎興行が復活。2003年には『新春浅草歌舞伎』と名称を変更し、若手俳優が大役に挑むことができる“若手歌舞伎俳優の登竜門”として、これまで多くの俳優が舞台に立ってきました。

――演目の見所を教えてください。

今まで僕たちの世代の中では、一番の古典の大物ぞろいの年だと思うんです。第1部では『本朝廿四孝』、『与話情浮名横櫛 源氏店』と、夜の部(第2部)も『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』と『新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎』と。『神楽諷雲井曲毬 どんつく』(第1部)と『流星』(第2部)というのも大きいものなんですけども、なかなか先輩方のお許しであったり、お客さま方が納得していただけないと上演できないような大物ぞろいなので。そこが最大の見所ではあるかなと思いますね。

■2025年以降は、キラキラした『新春浅草歌舞伎』に

そして今回の公演で、尾上松也さん(38)、中村歌昇さん(34)、坂東巳之助さん(34)、坂東新悟さん(33)、中村種之助さん(30)、中村米吉さん(30)、中村隼人さん(30)の7人が、『新春浅草歌舞伎』の出演に一区切りを迎えます。

――先輩の出演者が一区切りを迎えますが、心境はいかがですか?

僕と(中村)莟玉くんは、来年以降も残るんですけども。僕たちの前の世代、(中村)勘九郎の兄だったり、(中村)七之助の兄も、この『新春浅草歌舞伎』で勉強して、そして歌舞伎座であったり、国立劇場に羽ばたいていったというのを僕たちは間近で見ていたので。きっと(今の)お兄さん方も、ここから羽ばたかれていくんだなと。(先輩に)教えていただいたことを後輩たちに教えて、僕たちの代よりあつく、キラキラした『新春浅草歌舞伎』に来年以降(2025年)はしていきたいなって思いを持ってますね。

――浅草での歌舞伎上演、橋之助さんにとってどのようなイメージをお持ちですか?

僕は、12月生まれなんですけど、生まれた1か月後の1月公演に、父(中村芝翫)が、『新春浅草歌舞伎』に出ていて。その時、僕は舞台上で写真を撮ってもらって、一緒に抱っこしてもらっている写真とかあるんですけど。それぐらいの時から“お父さんが浅草に出てた時から見てたわよ”っていう方もすごく多いから、きっとその笑顔の裏には“まだまだだぞ、お前”っていうのがあるんだろうなっていうのがいい意味で感じます。

■2024年は“筋肉で飛躍したい”

――2024年は、どのような1年にしていきたいですか?

僕、去年の夏以降から筋トレにハマリまして。撮影があったので、痩せるために最初始めたんです。食事も豆腐と鶏胸だけとか、めちゃめちゃ節制して、胸を自分で動かせるようになった。筋肉ルーレット、それがめちゃ楽しくて。それにハマったんですが、11月の地方公演は大変な役をさせていただいて、節制しなかったんですよ。そうしたらですね、今ちょっとルーレットが動かないくらいに戻っちゃったんですよ。だから今年は、ちゃんとルーレットできるように“筋トレ”したいと思います。今年は筋肉で飛躍したいと思います。