SUPER EIGHT・丸山隆平「すごく観察のしがいがある職業」 主演舞台で芸能記者役に挑戦
作・演出を担当するのは、海外の演劇祭や映画界でも活躍する三浦大輔さん(48)。芸能界を舞台に、
マスコミとタレントという特殊な関係の中、時代の価値観の変容に踊らされる人々を三浦さん独自の視点で浮き彫りにする会話劇です。
今回、丸山さんが演じるのはタレントの熱愛疑惑を追う芸能記者。丸山さんは取材で集まった報道陣を見渡しながら、「こっち(取材を受ける側)の方がしっくりきますね。いざ芸能記者という役になってみると、今も(みなさんは)何書かれているのかなとか…(笑)新鮮でもありますし、こういう思いで記者の方って色々な情報を集めたりしているんだなって。考えたことがなかったので、すごく観察のしがいがある職業だなと思いました」と語りました。
また、芸能記者の印象について聞かれると、「車で張り込んでいるイメージ。人によってスタイルは違うと思うけど、スキャンダルを撮るためだったり、社会的なことを取り上げたり、時間も労力も精神的にも削られるんだろうなっていうイメージに変わりました。すごく怖い人たちなのかなっていうイメージだったけど、記者にも自分の生活がある。そういうところの背景を今回の作品で考えさせられました」と、作品との出会いで、記者への意識が変わったことを明かしました。
丸山さん演じる記者の親友役を務める勝地さんは、「マスコミの方とは持ちつ持たれつ、なんじゃないかなと思っています。昔、つけ麺屋さんからめちゃくちゃカッコつけて出てくるところを撮られたことがあって。それを記者の人に聞いたら、“他の人を追っていたけど空振りに終わって、飯でも食おうかと思ったら、勝地涼がのん気につけ麺屋に来て、ラーメン食べていた”っていう。それで記事になったらしい。それ誰が読んで面白いんだろうと思いながら(笑)、でもそういうのも含めて、有名になっているっていうことなのかなと思ったりもして。撮られる=うれしいことでもあったりもするので…複雑ですよね」と胸中を吐露。
勝地さんの話に丸山さんも「複雑ですね。注目されていなかったら撮られないし、撮られなくなっても終わりだろうし、撮られても終わりでもあるし(笑)」と共感しました。
■『SUPER EIGHT』改名から約2か月「いい端境期だった」
丸山さんが所属する『SUPER EIGHT』が改名してから約2か月ということで、現在の心境を聞かれると、「グループ名を変えるのは自分たちで決断したこと。グループにとっても、今年が周年でもあるのでいい端境期になったんじゃないかなと思います。ファンの方々もちょっと“クスッ”としながらも応援してくださっているムードを、この2か月で感じている」と振り返りました。
新しい名前についてはまだ慣れないそうで「今でも(以前のグループ名)言っちゃいますね。周りのスタッフさん、共演者の方からも前の名前が出てきたりしちゃうので、それはしばらくご迷惑をかけるんだろうなと体感としてあります」と話しました。
メンバーも舞台を見に来る予定があるのかについては、「予定ないですね。安田くんも舞台だし、村上くんもMCで引っ張りだこだし、横山くんも(ドラマを)撮ってますし、大倉もプロデュース業で忙しいし、分からないですね。でも個々の活動が充実しているのはいいので、あんまり無理して来ず、休む時は休んでほしいです」と、多忙な仲間を思いやりました。