俳優の役所広司さん（68）がアメリカ現地時間9日、ロサンゼルスで会見を行い、アカデミー賞授賞式を直前に控えた心境を明かしました。

現地時間10日（日本時間11日）に開催される第96回アカデミー賞授賞式を前に、映画『PERFECT DAYS』に出演する役所さん、柄本時生さん（34）、麻生祐未さん（60）と、ヴィム・ヴェンダース監督が報道陣の前に登場。本作品は、国際長編映画賞にノミネートされています。

会見で、楽しみにしていることを聞かれた役所さんは、「楽しめるかどうかわからないんですけど、おそらく監督の後ろでニコニコ笑っているだけだと思いますけど。でも授賞式になったら、よく、テレビで見てると色んなパフォーマンスがあったり、有名な歌手の人が歌ったりするのは楽しみですね」と明かしました。

しかし、一つ心配事があるそうで、「受賞者の人は、世界の情勢に合わせて色んなスピーチをされるので、それが楽しみではあるんですけど、テレビで見てるのと違って字幕スーパーがないので、ちょっとその辺楽しめるかどうか分からないところですね」とコメント。すると、ヴェンダース監督が「私が通訳します」と立候補し、会場をなごませました。

続けて役所さんは、「今までスクリーンで見てきた人たちを見られるのは楽しみですね」と笑顔を見せました。