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骨折した林家木久扇が笑点復帰、回復の秘訣

2021年7月21日 19:30
骨折した林家木久扇が笑点復帰、回復の秘訣

左大腿骨を骨折してリハビリを続けていた落語家の林家木久扇さん(83)がレギュラー出演する演芸番組「笑点」に復帰しました。収録が行われた都内のスタジオにて、木久扇さんに話を聞きました。

ケガを配慮して椅子に座り、別室からのリモート出演で復帰大喜利(笑点7月25日放送予定)に臨んだ木久扇さん。5月下旬、自宅の仕事場でつまずいて転倒し、左大腿骨骨折と診断されました。

一日でも早く復帰しようと骨折した部分に金属プレートを入れる手術を受けた翌日からリハビリを開始。脚に重りを付けての上げ下げや、バランスをとって片方の脚で立つ練習など懸命なリハビリに励んできたといいます。御年83歳で、医師も驚くほどのスピード回復ができた秘訣とは?


■「笑点」最年長メンバー林家木久扇さん(83)に聞く

——【1】「笑点」復帰の心境

やっぱり気持ちが弾んでね。みんなのテンポがあるからそこに私が入るのが苦心しました。私だけ特別にモニター(出演)っていうのは自分としては、うまく溶け込むことができたと思います。プロなんです(笑)


——【2】左脚を骨折した状況

自宅なんですよ。買い物してきて結構重いお茶をビニール袋にぶら下げて、こっちの(右)手で鍵開けて入ろうとしたら、奥に開くドアなんで、ドーンとそのまま転んでしまいましてね。あ痛っと思ったんですけど、まさか骨が折れるとは思いませんでしたね。

いま立つことができるんですけど、この辺(左大腿骨)なんです。10センチの金属が入っているんですよ。立てるようになりましたからね、リハビリ一生懸命やったおかげだと思っております。


——【3】三遊亭円楽さんの反応

円楽さんがうまいこと言うんですよ。「木久扇さんはね、笑点のために骨を折ってくれた。そしたら本当に骨を折っちゃった」って(笑)


——【4】驚異のスピード回復の秘訣

おかみさんから報告があって「昨日お父さん、入金があったわよ」と言われて、あ、よかった。体の治りと入金がつながってると思っております。入金と入魂!


——【5】木久扇流“正座”する理由

(正座は)できるんですけどね、落語は短くて15分、長いと40分ですからね。私は絶対正座しないといけないと思ってるんです。スターは正座(星座)にいるんです。


——【6】ファンの皆さんへメッセージ

(噺家生活)60周年記念の落語会までにはきちんと正座して皆さんに私の面白い落語をご披露いたしたいと思いますね。私せっかく生かしていただいて、何度も何度も危ない目に遭っているんですよ。でも、いつもこうやって戻ってきましてね。生かしていただいてるご恩返しに、ああいう面白い人がいたんだなというね、皆さんの記憶のためにも一生懸命生きてね、笑点を中心にして、面白いことをずーっと言い続けたいと思っております。


林家木久扇さんが復帰した「笑点」は7月25日(日)午後5時30分から放送される予定です。