『TAKEO KIKUCHI』創始者、菊池武夫「車のデザインをしたい」 歴代愛車と人生明かす

菊池さんは1970年、31歳で洋服のブランド『BIGI』を立ち上げ、1975年には社会現象になるほどヒットした男性服ブランド『MEN’S BIGI』を展開。さらに1984年には、自らの名前を冠したブランド『TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)』を立ち上げ、伝統的な英国風なスタイルをベースに遊び心を加えた衣装で、多くの男性を虜(とりこ)にしました。菊池さんは、来年40周年を迎えるブランドのクリエーティブディレクターとして、現在も第一線に立ち続けています。
■20年間乗り続けている愛車
菊池さんが、20年間乗り続ける現在の愛車は『BMW Z4』。ワイド&ロー、そしてロングノーズ&ショートデッキのスポーツカーらしい唯一無二のデザインは、2003年に日本で発売されると、たちまち人気となりました。
『BMW Z4』を愛車にした理由について、菊池さんは「2003年に雑誌の取材を受けた時に、“20年間乗れる車はどんな感じ?”と、聞かれたので“これです!”と答え、(有言実行で)乗り続けてきました。(今でも)飽きはこないですね。運転できる限り乗るつもりです」と、愛車への思いを明かしました。
続けて、菊池さんは「僕はいろんな(メーカーの)車に乗ってきたけど、デザインが気に入って、いつのまにかBMWしか乗らなくなった。ドイツのミュンヘンにある『BMW MUSEUM(ミュージアム)』に4回行っている」と、BMWの車に夢中になっていることを明かしました。
■Z4をデザイナー目線で見て…
ファッションデザイナーの菊池さんが、Z4のデザインで気に入っているのが、フロントタイヤとドアの間にあるメーカーのロゴ入りのウインカー。菊池さんは「こういうちょっとした所が気になる。全体のプロポーションと、ディテールがやっぱりすごい。テールランプのデザインも(気に入っている)」と明かし、ボディーカラーについては「(運転席を覆う)ベージュの幌(ほろ)を決めてから、それに合う車体の色を決めた」と、こだわりを明かしました。
またZ4の乗り心地について、菊池さんは「直列6気筒のエンジンはいい。極端じゃなく、軽くてちょうどいい(走り)」と明かしました。