内藤剛志、歴代の愛車は50台以上 「かっこいい」と『シボレー コルベット』を2台同時購入
25歳の時に映画『ヒポクラテスたち』でデビューした内藤さんは、大ヒットドラマ『家なき子』では安達祐実さん演じる主人公・すずの父親役で強烈なインパクトを残し、その後は27クール(1クール=3か月)続けて連続ドラマに出演するなど“連ドラの鉄人”と呼ばれました。近年は数々の刑事ドラマで主演を務めるなど圧倒的な存在感を放っています。
■現在の愛車『メルセデス・ベンツ Sクラス クーペ』
運転が好きという内藤さん、現在の愛車は『メルセデス・ベンツ Sクラス クーペ』だそうです。
この車は、18年ぶりにSクラスの呼び名が復活したモデル。2013年のフランクフルトモーターショー、東京モーターショーでコンセプトモデルが発表され、その官能的なエクステリアとインテリアデザインが大きな反響を呼びました。
内藤さんにとって「車の理想はクーペ」だそうで、前の車が10年ほどたった際、長年のつきあいがあるセールスマンから紹介され、自分用として購入したそうです。
■初めての愛車『初代いすゞ ジェミニ』
これまで50台を超える愛車に乗ってきたという内藤さん。20代の頃には『いすゞ 117クーペ』、『トヨタ ランドクルーザー』、『三菱 ジープ』などを所有していました。
内藤さんは19歳の時に日本大学芸術学部映画学科に入学し、文学座研究所を経て俳優の道を歩き出しました。しかし、上京した当初はジャズミュージシャンを目指していたそうです。子どもの頃から様々な楽器を演奏できたことから、「飯田ジャズスクールというのがあって、そこに入るために出てきた。サックスで半年くらい通ったんですよ」と振り返りました。
そんな内藤さんの初めての愛車は『初代いすゞ ジェミニ』でした。1974年にデビューしたこの車は、グローバルカーとしてオーストラリアに輸出され、オーストラリアの1975年度カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。ラリー使用のZZ/Rは華々しい活躍を見せ、2年連続で全日本ラリー選手権のチャンピオンに輝きました。
購入した理由について内藤さんは、「結婚しようとして、子ども持ちたかったんですよ。なので(値段が)高いけども燃費がいいやつと思って購入しました」と明かしました。母親に頼んで頭金を工面し、ローンを組んだと明かし、その際には母親から「お前本当に売れるのか?」など色々言われたそうですが、「売れますよ。この顔を見てください」と説得。「関西人ですからね僕は」と自己アピールのうまさを得意顔で語りました。
車選びのこだわりについては、「その時自分がどうであるか。それに乗って自分が見合っているかどうか。私服と同じです」と、身の丈に合った車かどうかを重視しているそうです。
■2台持ちした『4代目 シボレー コルベット』
続いて登場したのは30代の愛車『4代目 シボレー コルベット』。先代より一回り小さく軽いボディーは空力も大幅に上昇し、モダンなデザインに。内装も洗練され、デジタル式メーターなどがヨーロッパ車とは違う世界を演出しました。
この車を気に入った内藤さんは、購入する際に内装・外装が違う2台を同時に購入。その理由を「かっこいいと思ったの。俺が」と得意げに明かしました。
この頃、内藤さんが出会ったのがお笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功さん。俳優業のみならず、バラエティー番組でも活躍する内藤さんにとって、“師匠”と呼ぶ存在だといいます。
浜田さんを師匠と呼ぶ理由は2つあるそうで、1つは「出会った頃に、“自分の言葉でしゃべれる、そんなん(バラエティー番組)もやっといた方がいいんちゃいますか?”って言われたんですよ」と、バラエティー番組に挑戦する後押しをしてもらったこと、もう1つは番組の司会のやり方を相談した際に、「VTRから降りたら1回自分の感想入れたらよろしいで」とアドバイスをもらったことだと明かしました。
「それを言っただけで家とベンツが買えました」と、そのアドバイスで成功したことも明かし、浜田さんへの感謝を口にしました。
■子ども時代の思い出『初代 トヨペット クラウン』
内藤さんは、この車が「車好きの原点」と語ります。子ども時代は後部座席に座って父親が運転する様子を眺めていたと明かしました。
今回、歴代の愛車を振り返って「楽しかった。やっぱり俺(車が)好きなんだなと思います」と、自身の思いをかみしめた内藤さん。最後に“内藤さんにとって車とは?”と聞かれると、「“鏡”だと思います。車を見ると今の俺がどういう俺で、どうありたいか。あるいは(自分がその車に)はまっていないかが分かる気がするんですよ」と明かしました。
(12月9日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』を再構成)