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長谷直美 初の愛車は“ケンメリ” 人生の相棒となった12台の愛車たち

2023年11月11日 22:00
長谷直美 初の愛車は“ケンメリ” 人生の相棒となった12台の愛車たち
歴代の愛車を振り返った長谷直美さん
国内Aライセンスを持ち、様々な自動車レースにも参戦してきた俳優の長谷直美さん(67)が、歴代の愛車とともに、アイドル時代や結婚、56歳からの演劇留学など、これまでの歩みを振り返りました。

長谷さんは1974年、『私は天使じゃない』でアイドル歌手としてデビューすると、その年にドラマ『四季の家』で俳優としてもデビューを果たしました。その後、刑事ドラマ『太陽にほえろ!』や『大追跡』などヒット作に出演し、俳優としての地位を築きました。その後、結婚を機に芸能界を引退しフランスに移住しましたが、離婚を経て帰国し、芸能活動を再開。現在はドラマ・舞台、バラエティー番組など、多方面で活躍しています。

■“ケンメリ”に憧れて 初の愛車は『日産 スカイライン (4代目)』

長谷さんが免許を取得したのは、アイドルデビューしたばかりの18歳の時。当時について、長谷さんは「家に帰ると、親に“今日は何したの?”とか“誰と会ったの?”とか質問攻めで。実家から仕事場まで唯一、ひとりになれる空間が車でした」と振り返りました。

デビュー前からモデルのバイトなどで貯金していたという長谷さんは、免許取得後すぐに初めての愛車『日産 スカイライン(4代目)』を購入。

1972年にデビュー、通称“ケンメリ”とよばれるこの車。当時、“ケンとメリーのスカイライン”というキャッチフレーズでキャンペーン展開され、若者から年配者まで幅広いファンを獲得。累計販売台数は約66万台で、スカイラインシリーズ最大のヒットモデルとなりました。

長谷さんも“ケンメリ”のCMに憧れて購入したそうで「スカイラインっていうネーミングがかわいい! 丸型4灯テールランプも特徴ですよね」と懐かしの愛車を見つめました。

■18歳でアイドル・俳優デビュー 『太陽にほえろ!』で石原裕次郎と共演

長谷さんは、銀座・三越の屋上で行われたコンテストで最終選考まで残り、その時にスカウトされたのがきっかけで、18歳の時にアイドルデビュー。さらに、橋田壽賀子さん原作のドラマ『四季の家』で俳優としてもデビューを果たします。当時は、かなり忙しかったという長谷さん。免許取得後は、自ら運転して仕事の現場へ通ったそうです。

そして、21歳から出演したのが刑事ドラマの金字塔『太陽にほえろ!』。長谷さんはマミー刑事を演じカーアクションも披露したほか、石原裕次郎さんとも共演します。石原さんについて、長谷さんは「本当にオーラが半端ないです。52歳で亡くなりましたけど、“あの52歳はなんだ”って思って。貫禄とオーラがすごかった」と忘れがたい存在だと明かしました。

その後も、国内Aライセンスを保有していたこともあり、22歳の時にドラマ『大追跡』に出演。車を操る女性刑事として、加山雄三さん、柴田恭兵さんなどそうそうたるスターと、派手な銃撃戦やカーチェイスを演じました。

■青春時代の象徴『フォルクスワーゲン シロッコ』

プライベートでは20歳の時、長谷さんはドイツの大衆車『ビートル』をベースに開発された『フォルクスワーゲン カルマンギア』を購入。しかし半年で事故に遭ってしまい、その後『フォルクスワーゲン ゴルフ GTI』に乗り換えました。

そして、23歳で4台目となる愛車『フォルクスワーゲン シロッコ』を購入します。1974年デビュー、技術・ビジュアル面で大きな反響を呼んだ1台。初代ゴルフを手がけたイタリアを代表するカーデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロの作品です。

久しぶりに『シロッコ』を見た長谷さんは「昔のはやりは、ショックアブソーバーをビルシュタインに、ホイールは絶対BBS。いや~、懐かしいな、青春って感じがする」と大興奮。この頃は、『富士500km耐久レース』など国内の自動車レースにも参戦していたといいます。

■『マセラティ スパイダーザガート』は「背伸びしたくなって」

『シロッコ』の次に登場したのは、28歳の時に購入したという『マセラティ スパイダーザガート』です。

1989年、マイナーチェンジの際に『ビトゥルボ スパイダー』から『スパイダーザガート』に車名を変更した経緯を持つこの車。長谷さんは、マイナーチェンジ前で希少といわれる『ビトゥルボ スパイダー』に乗っていたそうです。

ひと目ぼれをして購入したそうで「この頃は女優として一番脂が乗ってて、稼いでもいたから。背伸びしたくなるんですよね」と話し「前から見た顔の感じ、『シロッコ』と共通してませんか? 自分好みの顔ってあるじゃないですか、この感じがいいですよね」と目を輝かせました。

■38歳で芸能界引退も、56歳で演劇を学ぶ

その後、『シロッコ 』からスピードに目覚めたという長谷さんは32歳で『ランチア デルタ HF インテグラーレ』、33歳で『ユーノス ロードスター』、35歳で『ポルシェ 911 S タルガ』と乗り継ぎます。

そして38歳の時、結婚・出産を機に芸能界を引退、夫の仕事のためフランスへ移住し、現地で子育てを始めます。フランス時代も車好きは健在で、“小さな高級車”をテーマにした『アウディ A3』や『フォルクスワーゲン シャラン』に乗っていました。当時はレースチームでマネジャーもしていたため、ヨーロッパ遠征などもあり1年間で13万kmを走行していたそうです。

その後、54歳で離婚。長谷さんは「16年もフランスにいて、(演技の)勘もオーラもなくなっちゃって。自分でスキルを磨かないとと思って演劇学校に入るためにロンドンに留学しました」と当時の思いを明かしました。ロンドンでは俳優の国家資格を取得し、2012年、56歳の時に帰国します。

■“人生の相棒”『フォルクスワーゲン ザ・ビートル』 「死ぬまで付き合おうと」

そんな長谷さんが、63歳から現在まで乗っているという『フォルクスワーゲン ザ・ビートル』。

初代『ビートル』の登場から約80年、2019年に3代目の販売を終了しました。長谷さんが乗るRラインは、アイドリングストップやブレーキエネルギー回生システムでエンジン負荷を軽減したことで、リッター18.3km/lと燃費が向上した1台です。

乗車すると「この車、今日でお別れなんです」と、突然打ち明けた長谷さん。実は、病気を患い、介護が必要になったというお兄さんのため、この車を手放し、車いすを載せたりするため『トヨタ ハリアー』に乗り換えることにしたそう。しかし、新車が届く前に「(兄が)亡くなっちゃったんです。これはね~…。明日納車で、兄の四十九日の法事が終わった後、この車(ザ・ビートル)は持って行かないといけないんですけど。だから最後に番組で紹介できていい記念になりました。この車と死ぬまで付き合おうと思ってたので」と、手放すことになった事情を語りました。

そして最後に、車とは“人生の相棒”と語った長谷さん。「かわいいですよね。昔はよく引っ越しもしましたけど、引っ越しと同じくらい乗り換えてます。電車に乗ってものを考えるのと、車運転して考えるのはちょっと違う。やっぱり車乗ってる方が若くいられるのかな」と車への愛を語りました。

(11月11日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』を再構成)