道重さゆみが診断受けた『強迫性障害』とは 年齢を問わず誰でもかかるおそれ
道重さゆみさん
モーニング娘。の元メンバーで、歌手・タレントの道重さゆみさん(34)が『強迫性障害』と診断され一部の活動を制限することを、所属事務所が公式サイトで発表しました。『強迫性障害』とはどのような病気なのか、千葉大学医学部附属病院 認知行動療法センター センター長の清水栄司さんに話を聞きました。
■強迫性障害とは
『強迫性障害』は『強迫症』ともいわれ、自分の意思に反して、ある考えが頭から離れず、その考えをきっかけに不安を振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気。その症例については「一番多いタイプは、不潔恐怖、あるいは洗浄強迫といいまして汚れやばい菌が怖くて仕方がない」「鍵を確認するのをやめられないとか、ガスの元栓の確認をやめられないみたいな方もいらっしゃいます」といいます。年齢を問わず誰でもかかるおそれがあるといいます。
発症の原因は特定されておらず、人間関係や仕事上のトラブルなども一つのきっかけになりうるということです。治療法については、意識して行動をやめるようにすることや、不安を和らげる薬を使った方法があるといいますが、症状が落ち着いても再発性が高いため、根気よく治療を続けていくことが大切だということです。