×

4児の母・辻希美が考える“子供へのSNS教育”「よく思えばすごく学べる場所でもある」

2023年9月26日 22:05
4児の母・辻希美が考える“子供へのSNS教育”「よく思えばすごく学べる場所でもある」
辻希美さん
YouTubeの登録者数は約137万人を誇り、ライフスタイルブランド『Parsley』をプロデュースするなど活動の幅を広げる辻希美さん(36)。母として、“SNSのプロ”として、子供たちにSNSのことをどう伝えているのか取材しました。

2000年、モーニング娘。の第4期メンバーとしてデビューした辻さん。その後、2007年に俳優の杉浦太陽(42)さんと結婚し、第1子を出産。現在は女の子1人、男の子3人と4児の母として、YouTubeなどに育児や家事の様子を投稿しています。

2021年にスタートしたライフスタイルブランド『Parsley』では、辻さんの育児経験が生かされたアイテムを展開。去年10月に発売されたエプロンは、発売から1日で完売したといい、今年9月には『タオルガウン&ヘアキャップセット』を発売しました。

ガウンのこだわりについて辻さんは「私が子育てをしている中で、1番、2番、3番に大変だなって思うことが、1人で小さい子をお風呂に入れる時間」と、明かし「私の子たちが全員、冬生まれだったんです。お風呂の時間が寒すぎて、でも子供(の服)を先に着させてあげなきゃいけないっていうところで、そんなお母さんの大変なところをちょっとでも助けてあげられたらいいなと思って」と、開発の経緯を語りました。ガウンには、めくりやすいように袖にゴムが付いていたり、物を入れていてもしゃがみやすいようにポケットが背後に付いていたりと、辻さんのこだわりが詰まっています。

■総再生回数6億1000万回以上のYouTubeで子供たちの成長を実感

ブランドのほかにも、辻さんが力を入れているのが、YouTubeです。2019年にスタートした『辻ちゃんネル』の総再生回数は6億1000万回以上。多くの人たちに視聴されています。

4人の子供たちも成長し、長女の希空(のあ)さんは15歳、一番下の幸空(こあ)くんは4歳に。YouTubeの動画を見直すと、子供たちの成長を感じるという辻さんは「子供の成長とともにいろいろありますね。出たいっていうタイミングがあったりとか、急にもういいってなったりとか。それも私にとっては思い出で、声も全然去年と声が違ったりとか。ここ最近は、YouTubeが回っているのが当たり前みたいな感じの気持ちでいてくれているので、(カメラが)回っていると集まってきたりするようになりました。そういう瞬間が、思春期を抜けたなと思えたりとかもする」と、振り返りました。

■“SNSのプロ”として子供たちに伝えていること

登録者数約137万人を誇るYouTuberでもあり、“SNSのプロ”ともいえる辻さん。子供たちへのSNS教育について聞くと「やっぱり今の子たちってYouTuberがすごく興味があるものだと思っていて、息子たちもやりたいって言っているんですけど、でも大変な部分も知っているので、いろいろその辺は言わずと学んでいるのかなと思います」とし「(子供は)撮影の仕方とか上手ですね。アップしなくても、自分で動画を作ってごらんってやらせたりしているんですけど、なにするのでも三脚を持って遊びに行ったりとかしていて、そういうのも経験だし、いい勉強だなと思いながらやらせています」と、明かしました。

一方で、SNSでは誹謗(ひぼう)中傷や、個人情報流出など、危険な側面もあります。「いいねの数だったり、コメントが来て、それがいいものだけではないってところは、始める前にはしっかり話しています」と、子供たちに呼びかけているという辻さん。

「小学校、中学校までは子供の友達だったりとかなんとなく把握できているんですけど、高校に行ってしまうと、親もわからなければ友達も会ったこともない子たちなので、その辺は結構不安はあるんですけど、そこは子供を信じてあげるしかない」と、子供たちを尊重しつつも「こういうコメントも来るよとか、いいコメントの方が少ないと思っていた方がいいっていうようなことだったりとか、映り込みだったり、反射だったりとかっていうところも話しています」と、SNSの危険性についてはしっかりと伝えているといいます。

■「ある程度子供に任せて、親も見える範囲で」

SNSとの関わり方について、同じ年代の子供を持つ親へアドバイスを聞くと「娘のインスタグラム、私ログインできます。だからある程度は子供に任せて、全て任せきりではなく、親も見える範囲でできたらいいなと思っている」と、回答。

さらに「よく思えばすごく学べる場所でもあるので、全てを私は否定はしていなくて。ただ本当に怖い部分もあるので、そこだけわかった上でだったら、いまの時代はよしとしないと」と、明かしました。