×

木村拓哉「非常に切ないものがありました」 主演映画のクライマックス『本能寺の変』を振り返る

2023年2月11日 22:15
木村拓哉「非常に切ないものがありました」 主演映画のクライマックス『本能寺の変』を振り返る
公開された場面写真 ©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
俳優の木村拓哉さん(50)が織田信長を演じた主演映画『レジェンド&バタフライ』(全国公開中)の、クライマックスとなる『本能寺の変』を捉えた場面写真が11日に公開。木村さんが撮影当時を振り返りました。

映画は、木村さん演じる織田信長と綾瀬はるかさん(37)演じる信長の正室・濃姫が、政略結婚という形で結ばれながらも、次第に絆が生まれ、いつしか天下統一が2人の夢となる物語。“魔王”として恐れられながらも悩み苦しみ生きる信長と、側で支え続けた強き女性・濃姫の姿が描かれます。

映画のクライマックスとなるのが『本能寺の変』のシーン。1582年6月2日、信長が京都の本能寺に宿泊中、家臣の明智光秀に裏切られ、対抗しきれないと悟った信長が寺に火を放ち自害した歴史的な出来事で、これまで数多くの作品で描かれてきました。

今回の撮影は、敵兵が攻め込んでくるところから信長の最期まで丸4日間かけて行われ、本番一発勝負のシーンも多かったそうです。大友啓史監督は「(信長が濃姫との約束を果たすために)泥まみれになりながらも生きる活路を探し、最後まで足掻くアクションにしたい」と、オーダーを出したそうです。

■「悲しさとか辛さとは少し違う、非常に切ないものがありました」

脚本を担当した古沢良太さんも、本能寺の変について「やはりクライマックスは一番楽しみです。何度も描かれてきた本能寺の変を、どう見せたら新しくなるのか、この作品らしくなるのかを悩みながら作りました」と、試行錯誤を重ねながら作品作りに取り組んだといいます。

そして木村さんは「撮影が進んでいくことで、表現する身として彼(信長)の一面がまた一つ終わってしまうという感覚がありました。終わりを迎える瞬間は悲しさとか辛さとは少し違う、非常に切ないものがありました」と撮影を振り返りました。

  • 日テレNEWS NNN
  • カルチャー
  • 木村拓哉「非常に切ないものがありました」 主演映画のクライマックス『本能寺の変』を振り返る